日本の綿布団の歴史

綿布団のが私たち日本人の生活の中に現れてきたのは、ほんの百年ほど前の話なのです。以外や以外、明治時代の後半までは一般庶民はむしろで寝ていたそうです。現在の犬や猫の方がずっといい寝具を使ってる位です。

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日本での綿花の栽培の歴史は古く、室町時代末期から戦国時代にかけて多く栽培されました。が、これらの綿花は銃に使用する火縄(火種用の縄)に使われるためで、ふとんの材料としてというより、軍需産業として戦国大名に奨励されたようです。

 

江戸時代の初期寛永年間(1622年ごろ)になるとさまざま文献にふとんの記述が残っています。綿花の国内生産の発展とともに、寝具としての夜着やふとんの生産の記録がのこっています。これが元禄年間(1688年ごろ)から遊郭を中心に綿ふとんが使われるようになりましたが、まだまだ庶民の手には届かない超高級品でした。ふとん3枚が100両もしたというのもこのころの時代です。

 

江戸に文化の中心が享保年間(1716年ころ)にうつったのですが、ふとんも上方で発達し、それが関東方面にまで及んだものだと考えられています。この時期ふとんといえば敷きふとんで、掛けふとんは襟や袖のついた夜着でした。このころに、現在の形にちかい布団が上方に登場します。いつの間にか上方から夜着が姿を消しています。

 

関東に文化の中心が移ったのち、貧しい庶民の間には天徳寺と呼ばれた紙ふとんが登場しました。これは綿布団を買うことができない人々に親しまれたようです。材料は和紙でした。

 

江戸から明治に時代がうつり、ふとん屋が人々の生活に密着する明治20年までは、新しいふとんは、わた屋から綿を買い、呉服屋から布をかって各家庭でふとんを仕立てていたようです。

 

今のように自分専用のふとんで眠れるようになったのは、明治29年以降になります。

綿布団は私たちの生活に密着していますが、その歴史が浅いのに驚かされます。暖かい寝具を選べる時代に生まれた事はとても幸福ですね。

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