羽毛布団の歴史

羽毛布団は軽くてあたたかくて、いい事尽くめのふとんで人気があります。しかしいったいこの羽毛ふとんはどこから来たのでしょうか。歴史を見てみたいと思います。

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羽毛布団に使われる、主な原料は水鳥の羽です。ガチョウ(グース)から取れたダウン、アヒル(ダック)から取れたフェザーがあります。寝具としては、ドイツをはじめ、ヨーロッパ各地で使われていました。その歴史を紐解くと、ノルウェー王侯や貴族、なんと海賊であったバイキングたちの墓にも羽毛布団が埋葬されていたそうです。バイキングたちは7世紀頃から活動しているので、羽毛布団はそのころから存在していたといえるでしょう。

 

中世にはいり、さらに羽毛布団は普及していくのですが、依然として高価だったので庶民の手にはなかなか渡らなかったようです。フランスにはかつて「羽毛布団に寝る」=「贅沢する」という意味の俗語があったそうです。ヨーロッパでは貴族たちはかなり古くから羽毛布団を使っていたようです。中世に入り、一部の裕福な人々の間にも羽毛布団が広がりはじめましたが、まだまだ憧れの対象だったようです。ただガチョウをたくさん飼っていた東チロルの農家では羽毛布団が使われていたようです。

 

イギリスではフランスのように羽毛布団が高価のものとされていたのかは別として、シェイクスピアの「オセロ」にはダウンベットが登場し、「ヴェニスの商人」には羽根布団が登場している。15世紀から16世紀にかけてロンドンの商人たちが力をつけ、財産目録に羽毛布団が記載されていることから、イギリスでも羽毛布団が広がっていた様子がわかる。

 

その後18世紀末の産業革命で、手作業から機械化へと進み、羽毛布団の生産も機械化されるようになり大量に市場に出回るようになりました。この大量生産時代を経て、羽毛布団はヨーロッパ各地に急速に広がりました。そして羽毛布団が全世界に広がっていったのです。ちなみに北欧諸国に関して言えば、羽毛ふとんの普及率は80%を超えるそうです。

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